-
管理・間接業務のVE
急激に低下するハードやソフトの市場価格に対応し、企業が生き残るためには、原価を構成する変動費の削減だけではなく、総原価を構成する管理間接費の削減が不可欠になっています。 日本VE協会・東日本支部では、経営革新部会の「間接業務効率化分科会」の活動の中でリエンジニアリングへのVE技法の適用(プロセスVE)に取り組み、 およそ2年間の活動期間を経て、その成果をマニュアルとしてまとめました。 このたび、当 -
製品企画段階における基本仕様の設定方法
低迷する経済状況におかれ、物が売れなくなっている現在は、メーカーにとっては大変厳しい環境にあるといえます。 VEの動向についてみてみますと、製品企画段階におけるVEに、メーカー各社の関心がますます高まってきています。そして、製品開発を行う上では、正確な 現状把握(定量化)と的確なアクション(判断)が要求されています。 そこで、製品企画段階におけるVE研究会では、顧客ニーズと製品仕様との関係の明確化 -
目標コスト未達の解決法と情報解析の必要性
IE、QC、VEをはじめとする管理技 術は、企業における生産性や品質の向上、コストの低減を実現し、わが国産業界の発展に大きく貢献してきました。最近では適用領域や適用局面を拡大するた め、各々のツールの優れた点を融合し、新しい手法やテクニックを作り出す取り組みも始まっています。 そこで、新応用管理技術研究会では、VEを十分にマスターした企業において行われている問題解決の方法を抽出し、整理・統合して、 -
実践「原価企画とVE」
最近の厳しい経営環境に対処するために、原価企画を取り上げる企業が増えつつあります。 そこで、弊会原価企画とVE研究会では、企業の実績を上げるための新しいVE活用領域として、「原価企画」にどう取り組めばよいか、また、その成果をより 確実なものにするための実践的な進め方について、先進企業の研究をベースにして、研究・討議を進めてきました。 この程、その成果をVE資料87『実践「原価企画とVE」』として、 -
顧客ライトアップのアプローチ
弊会の「顧客が要求する機能の把握方法研究会」では「顧客」「機能」「要求する機能と顧客ニーズ」「ニーズの機能変換」「把握した機能の評価/判別/検証の方法」などの提案を研究対象に選び、2年間に渡る研究活動を行いました。 この研究の中で、“開発担当者をサポートするためのジョブプラン”を策定し、さらに、このステップの検証のため、顧客の特定(抽出)の新しい試みとしての “類別ライトアップ方式”の提案や、顧客 -
作業改善のためのやさしいVE
弊会西日本支部VE技法研修研究会では、1986年より「VE入門研修会(作業改善のためのやさしいVE研修)」のテキストについて、研修会の回数を重ねるごとに内容の洗練化を図ってきました。 研修会では、対象モデルとして『ノート作り』作業を取り上げ、作業改善にVE技法を適用させることが、いかに有効であるかを実際に体験していただくようにしています。 この度、より多くの方々にこの方法を知っていただき、活用して -
変革期における建設VEのマネジメント
●変革期の経営課題とVE 政治、経済、そして社会構造の大きな転換期を迎える中で、建設産業においても、近代化、合理化、そして国際化への対応という多くの経営課題が発生しています。 これらの経営課題は、いずれも既成の枠を超えた新たな視点からの解決を求められるものばかりです。製造業などで広く活用され、様々な課題解決に実績をあげ てきたVE(Value Engineering)の持つ理念と手法に、いま建設業 -
環境問題へのVEアプローチ
弊会東京支部では、環境問題のような複雑で難しい分野こそVEを適用すべき新分野と考え、新しい価値観による“豊かな生活と環境”の創造を志向して、「環境VE研究会」を設置しました。 同 研究会は、(株)フジタの小泉地球環境室長を主査として、住友重機械工業(株)、日本国土開発(株)、日立建機(株)、日立電線(株)の各社からの研究メ ンバーにより構成され、地球環境問題の概況、環境VEの概念、環境問題にVEを -
ブレークスルーVE研修のすすめかた
VE普及研修研究会では、第一次活動としての研究成果をVE資料72「わかりやすいVE導入と実践」にまとめましたが、更に、企業内への定着啓蒙を目指し、その内容を分りやすくするため、第二 次活動を行い、この度、その結果を、VE資料76「ブレークスルーVE研修のすすめ方」にまとめました。 「ブレークスルー」とは、現状を打破できる価値ある成果物(お客様に提供する製品やサービスおよび社内の生産効率向上のための -
VEジョブプランの研究
VEジョブプランはVEの特徴である機能的研究法において重要な位置を占めます。ジョブプランとは改善上の諸問題を機能概念を主体にして解決する一連のプロセスであり、具体的にはVE活動のガイドラインとアウトプットを示す機能を持つものです。したがって、狭義にVEとは何かを考えるとき、こうしたジョブプランの概念やプロセスを考えることが 問いに答える示唆を与えるものになると考えられます。 そのためにジョブプラン