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実践的ソフトVA技法の開発
現今の厳しい経済環境下にあって,企業は間接部門の効率化に取り組むことが必須事項である。これの有効な手段はソフトVA活動である。と認識していても実態は伴わない。本論文はこれを追求し,取り組みやすいソフトVA技法の開発により,活動の定着化を営業部門の実践活動で実証している。また,本技法の特徴は,見えない業務機能を見えやすく機能定義していること。及びソフトVA活動は,TFP活動もさることながら改善提案事 -
建設業におけるソフトVEの仕組に関する一考察
管理・間接部門の生産性向上が急務となっており,この部門に科学的管理技法であるVEが適用され始めている。建設業の特殊条件をふまえ,ソフトVEを効果的に実施するために,VE管理システムとVE実施システム,トップダウンのVEとボトムアップのなどの仕組について考察した。 -
工事ソフトVEにおける機能展開
当社は,建設業界の中ではVEを真っ先に導入し,以来,10数年にわたり,作業所におけるハードVE,数年前からは事務部門,管理部門においてもソフトVEと取り組み,着実に成果を上げつつある。しかしながら,われわれ建設業のVE活動のメインはあくまで作業所を中心としたVEであり,かつ,また取り組みやすく,直接的成果も大きいのが特徴である。本論文は,作業所におけるVEの取り組みに対する2回の発表"制約条件とV -
建設作業所における工事ソフトVEの展開
本論文は,建設作業所におけるVE適用分野の拡大にともない,従来から使用してきた3時間VEと並行して使うことのできる,新しいVE手法の開発の過程を述べ,その結果「工事ソフトVE」を定義している。工事ソフトVEは,機能展開において,物自体から定義される機能と,それを扱う考え方から必要となる機能の双方を入力しなければ満足のいかない作業所におけるVEテーマに適用する。このような入力条件を機能変更する方法と -
ハードイメージ化によるFC分析技法
当工場は,エレクトロニクス製品を生産しているが,近年はマイクロコンピュータ,エレクトロニクス等の技術革新が激しく,それにともない製品のライフサイクルも次第に短くなってきている。この熾烈な競争に打ち勝つためには,新製品の開発,既製品の高機能化,小形化等のモデルチェンジを短期間に実施して,市場に展開していくことが,必須の条件となってきている。VE活動を実施するにあたり,新製品の開発,既製品のモデルチェ -
ソフトVEの一考察 ~その展開方法と価値の評価~
VEの成果を拡大するために,最近では,ソフトVEの領域におけるVE活動が,ますます活発化してきた。しかしソフトVEは,ハードVEに比較して,対象となる領域が極めて広く,複雑多岐にわたるため,製品を対象としたVEのように,1パターンの展開が難しい。従って,ソフトVEの場合は,テーマに応じたアプローチの方法を,その都度,考え出さないと大きな成果につながらないことがある。本論文は,多くの活動事例をもとに -
仮説設定によるソフトVE展開
産業の発展過程が成熟段階に達してくると,トータル的な考え方,進め方が,より重視されてくる。VEにおいても,従来の製品を対象としたハードに加えて,間接部門の業務,管理システム等を対象としたソフトVEが活発になってきているのも,その現象の顕著な例の一つである。ソフト対象は,改善効果の大きい「残されたVE領域」である。しかし,やってみると案外難しいのである。従来の製品を中心としたハードVEとは,多少趣を -
『機能モジュール』によるソフトVAの機能定義
わが国の就業者数は,製造部門で年平均1.4%ずつ減少し,オフィス部門では,年平均2.8%ずつ増加しつつあるという。一方,米国における投資額と生産性向上率は,図表-1に示すように,製造部門の生産性が90%向上したのに対し,オフィス部門の方は,僅かに3%しか向上しなかったと伝えられている。このような状況から,オフィスオートメーション(0A)の必要性が叫ばれるゆえんであり,80年代に生き残るための企業戦
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