設計案評価のためのコストモデル式の作成と活用方法 ==少ない実績データのもとでの概算見積==
大東文化大学経済学部 天笠美知夫
静岡大学工学部 関谷和之
東京理科大学大学院理工学研究科 氏家政博
東京理科大学大学院理工学研究科 多田公耕
設計案を評価するには通常コストテーブルが活用される。コストテーブルの一形態としてコストモデル式を採用する企業が多くなってきた。多くのコストモデル式は統計的手法を用いて作成されているので、それに見合うデータ数が必要不可欠である。しかし、現実には数多くのデータが入手できないことが多く、このときはこの手法は採用できない。われわれが開発した重み付け分析や制約付回帰分析と称する技法によるとこの制限を解消でき