“機能の定義”の適切用語選択によるアイデア数向上に関する研究 -計算言語学を応用した「機能の定義」の高効率化の試み
早稲田大学理工学術院創造理工学研究科博士後期課程 経営デザイン専攻 牧野 公一
早稲田大学理工学術院創造理工学研究科 経営デザイン専攻 澤口 学
「機能の定義」では、適切に機能表現を行うことで、「アイデア発想」においてより思考を広げ抜本的な発想ができると言われている。本論文では、機能定義用語のうち動詞に対してアイデアの出しやすさを示す指標(定量値)を計算言語学の応用によって求め、「機能の定義」に不慣れであってもアイデアの出しやすい動詞選択を可能とする方法論を検討する。動詞が「思考を広げる」のは、①その動詞が様々な場面で用いられるからである。