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機器開発におけるVE手法の適用
業務用機器のライフサイクルが短くなる中、目標の品質・コストを短期間で効率よく、達成することが望まれ、企業浮沈のカギを握っている。 機器開発における問題点は、設計者の主観的なところで進められているところが多く、結果としてコスト目標は達成できず、またトラブルも多い。 そこで、システム設計をVE手法で、システムの最適化を信頼性向上アプローチで行い、設計意図を忠実に機能・機構に反映することにより、目標のQ -
環境保全を志向するVE
かつて生活水準向上と経済力拡大のために進めてきた大量生産、大量販売が環境に影響を与えるようになった。VErが携わって開発した高機能、低価格、高価値製品は顧客の満足を得て、生活の向上と企業の発展をもたらしたが、プラス面だけを評価できない時代になった。これからは企業の環境への取り組みが自らの存在と活動の必須の要件といえる。地球環境問題のような複雑で難しい問題こそVE適用の新分野だと考え、企業市民として -
中小自動車部品メーカーにおけるVE上流化への対応
開発の初期段階にVEを適用することの重要性については言を待たないが、二次メーカ一、三次メーカーと縦の繋がりによって構成されている我が国の自動車製造業界においては、中小の部品メーカーがVEを展開する上で、数々の障害があることも事実である。今回はいすゞ自動車グループ21社が3年に渡って研究してきた『自動車部品を扱う中小メーカーにとって、効率の良いVE展開手法とは何か』についてその研究成果を報告する。 -
品質展開と機能展開を融合した価値評価の一手法
企業における課題/問題が大きく複雑になってくると,その解決のためには局面に応じて最も有効な手段/道具(管理技術)の選定が重要となってくる。しかしながら,道具は良くてもそれを使う人の技量が見合っていないと十分な効果をあげられない。要は,企業にとって手なれた道具を有効に活用して成果をあげることである。本論文は,新製品の企画段階においてQCとVEの特長を生かし,品質表と機能・方式を融合・展開し,企画した -
システム機器の整備における価値分析の考え方
システム機器における価値評価の対象として、機能・性能や操作性と並んで整備が重要視されつつある。整備とは、整備員、補給支援、ツール、技術データなどの整備要素を統合したもので、稼働率の向上を図るのが狙いである。ここでは、フライトシミュレータというシステム機器の整備を例にとり、VE基本式を構築するとともに、その整備価値を分析するため、パラメータを設定してケーススタディを行った。また、ライフサイクルコスト -
半導体生産設備の稼動率改善VECアプローチ
半導体製造用生産設備は非常に高価なため、出来るだけ設備を休めずに、動かす時間の割合を大きくすべく使い方の工夫をして、一枚当たりのウエーハの償却費などを小さくする事が大切である。そのためには、設備の稼動率を出来るだけ大きくし、一枚当たりの処理時間を出来るだけ小さくすることが必要である。またライン全体の処理能力改善を出来るだけ時間的にも、経済的にも効率的に行うには改善の順序を決めることが必要である。 -
建設業における新しい調達VE =調達ソフトVE=
時代とともに顧客のニーズが高度化・多様化している。それに応えるためには、従来の調達方法では対応が難しくなってきた。従来の調達業務では、主に作業所からの資材、労務および外注の購入依頼により商談し契約を行ったが、顧客および社会のニーズに応えるには、事業の流れの各段階で、営業・設計段階まで川上にさかのぼり、顧客のニーズ情報を収集、分析をしてVE手法を用いて改善し提案する方法を取り入れる必要がある。特徴と -
建設VEと環境貢献評価
最近特に地球規模の環境問題がクローズアップされ,全世界的に対策の必要性が緊急課題として取り上げられるようになってきた。このような中で,建設産業にとっても環境問題を抜きにしては工事が出来なくなりつつあり,社内における建設VEの中にも環境問題を取り上げたものが多く提案されるようになってきた。そのため,このような環境改善のVE提案を正しく評価するための評価基準が必要とされるようになった。また,環境対策を -
地球環境にやさしい製品VA/VE
そもそも「地球の環境」は我々に対しての思恵そのものである。この思恵を今後も享受するために,我々が地球環境を良好な状態に保全・維持するのは当然の理りである。この当然の理りを『地球環境にやさしい(Environment-Friendly)』の言葉で表現したもので,昨今のマスコミを賑わすキーワードとなっている。この当然の理り『地球環境にやさしい』が,企業の経営理念・個人の生活観念ばかりでなく,製品VA/
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