論文
産業用ロボットなどの「ものづくり」のための設備を供給する生産財メーカーにとって、製品企画活動における「新製品で実現すべき機能」、「販売価格」、「販売台数」などの設定は困難である。それは生産財メーカーの顧客は消費財を生産する消費財メーカーであり、間接的にしか市場変化を掴めないことや、質感、デザインなどの魅力機能の差別化が困難だからである。本論文は「新製品で実現すべき機能」とその決定方法について述べるものである。
とりわけ原価企画の概念を拡大し、製品企画活動及び製品企画準備活動まで範囲を拡大することにより、この「新製品で実現すべき機能」を絞り込んで決定する新しい視点を指摘し、従来の原価企画よりも総合的にとらえ展開するものである。
目次
1.はじめに
2.製品企画準備、製品企画、原価企画の関係
3. 新製品の実現すべき機能とターゲットとすべき顧客
3.1 新製品で実現すべき機能
3.2 ターゲットとすべき顧客
4. 標準として設定する使用機能
4.1 標準として設定する機能と個別対応で増減させる使用機能との関係
4.2 標準として設定する使用機能の決定例
5. 個別対応で増減させる使用機能
5.1 既存市場及びその周辺市場における個別対応の方法
5.2 新規市場・新規顧客における個別対応の方法
6. ブランドとしての魅力機能
7.個別対応で増減させる機能の実現方法
8.「レス・オプション」「アドオン・オプション」実現
9.おわりに
発行年
2015年 VE研究論文集 Vol.46著者
- 株式会社 デンソーウェーブ
経営企画部 業務改革室
室長 - 内 田 仁 一 VEL
カテゴリー
- VEの適用局面
キーワード
- アドオン・オプション
- レス・オプション
- 製品企画
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