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原価企画活動における「シリーズ製品共通化計画」の立案方法

原価企画活動における「シリーズ製品共通化計画」の立案方法

発行年:2011年 VE研究論文集 Vol.42
著者
北越工業株式会社開発部設計グループ第一設計課:竹内好郎
要旨

昨今の製品開発には、性能や機能のみならず、製品のコスト低減が重要となっていることは、どの企業でも同様である。海外メーカーや海外生産製品の均質化により、企業が生き残るために、コストは製品開発の中でも非常に重要なファクターとなっている。

それ故、必要な機能を満足し、必要な利益を上げるために、製品開発に原価企画を導入している企業が多い。

さらに、製品については、ユーザーニーズの変化や多様化により、多くの製品ラインナップを揃え、さらに、各々の機種に多岐にわたるバリエーションが必要となっており、多品種少量化への対応が余儀なくされている。

製品の種類が増加すれば、それだけの部品が新たに発生する要因となる。当然、部品点数増大がもたらす弊害が懸念され、部品の増大を防ぐため、共通化は製品開発を行う上で必須項目となる。

本論文では、製品ラインナップを構成するシリーズ製品群の開発に、原価企画活動を適用する際の「シリーズ製品共通化計画」の立案方法について考察する。

目次
  • 1. はじめに
  • 2. 多様化する機種・仕様
  • 3. シリーズ製品開発に原価企画を適用する場合の問題点と共通化での問題点
  • 4. シリーズ開発を前提とした原価企画の対応策
  • 5. 期待される効果
  • 6. おわりに
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