論文
本研究は、原価企画の支援業務を改善するために、VEの5原則から原価企画の支援業務に対する受援者側の視点と切り口を決め、改善に必要な機能を抽出する方法を提案し、その有効性を明らかにするものである。要旨の第一は、原価企画の支援業務に対する改善視点の重要性を明確に述べた。第二は、この受援者の視点と切り口を三つのマトリックスにまとめ、機能抽出する方法を提案した。その受援者の視点は、支援者本人の立場と支援業務を評価する立場である。改善の切り口は三つである。一つには、順機能からの機能抽出、二つには、逆機能・実際認識からの機能抽出、三つには、要望からの機能抽出である。最後に、これらが原価企画の支援業務の改善に効果的であることを明らかにする。
目次
- 1 はじめに
- 2 原価企画の支援業務の整理と課題
- 3 原価企画の支援業務の有効な機能抽出法の考え方
- 4 有効性の検証
- 5 おわりに
発行年
2010年 VE研究論文集 Vol.41著者
- アイシン精機株式会社
原価管理部 - 水谷彰利
カテゴリー
- VEの適用局面
キーワード
- インフラ整備
- 原価企画
- 原価企画の支援
- 情報提供
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