公共経営に必要な社会基盤バリュー・マネジメントのすすめ

論文

個々の事業の改善から、公共経営としての取り組みの必要性が問われている。

特に、設計VEの効果が実証されている昨今に置いては、さらに進めたVM(バリュー・マネジメント)としての導入と運営が不可欠であると考える。事業をVEにより改善する時代から、社会基盤をVMによりマネジメントする時代へと移ることが大切である。

VMに必要な要素は、筆者の複数のVM導入の実績から、4つに集約された。つまり、この4つの要素さえ整えれば、VMの導入をはじめることができる。そして、そのバランスを常に保つことが、失速しない秘訣である。

さらに、VEの効果を最大限に引き出すテクニックについて、ファンクショナル・アプローチ、VEインセンティブ、ファシリテーション・スキルアップの3つを取り上げ、原点に立ち返った考え方や具体的な内容を紹介する。

目次

  • 1. はじめに
  • 2. 公共事業から公共経営へ
  • 3. 設計VEから社会基盤VMへ
  • 4. ファンクショナル・アプローチのすすめ
  • 5. VEインセンティブのすすめ
  • 6. ファシリテーション・スキルアップのすすめ
  • 7. おわりに

発行年

2008年 VE研究論文集 Vol.39

著者

パシフィックコンサルタンツ株式会社
事業創造本部 VEセンター
横田尚哉

カテゴリー

  • VEの適用局面

キーワード

  • VEインセンティブ
  • アプロー
  • バリュー・マネジメント
  • ファシリテーション・スキル
  • ファンクショナル・アプローチ
  • 公共経営

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