論文
VE活動において抜本的なアイデアを得るためには、VEを専門的に実施する専門家よりも、実務を一定期間経験し業務に精通した者がVEを正しく理解し活用した方が効果的である。弊社でも、各部門がVE活動を自立的に実施できるVE活動の成熟期に向けて、VE教育を行うとともに、VE活動の指導や自立に向けた働きかけを継続しているが、自ら自立的に適切なVE活動を実施できる人材が増えていない。
そこで、本論文ではVE活動を自らの実践力で自立的に実施できる人材を育成するプログラムを提案するものである。これにより、VEの技術を駆使して課題を解決し企業の利益創出に貢献できる人材を育成し、その人が次の世代を育成して自立させることで、企業体質を改善することが狙いである。
本育成プログラムの適用により育成対象者のVE活動の実践力は着実に向上しており、期待される効果は得られたものと考える。
目次
- 1. はじめに
- 2. VEの実践力を身に付けさせる上での問題点
- 3. VELにVEの実践力を身につけさせるための機能分野
- 4. 育成プログラムの検討
- 5. 本育成プログラムの進め方
- 6. 適用事例
- 7. おわりに
発行年
2007年 VE研究論文集 Vol.38著者
- 株式会社IHI
航空宇宙事業本部 VEグループ - 薄衣光明
カテゴリー
- VE教育
キーワード
- VEL
- VE教育
- VE活動の実践力
- コーチング
- 人材育成
- 課題解決力
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