論文
VEの最も特徴的な部分は機能系統図といわれている。機能系統図を作成する上でキーとなることは、上位機能(目的)と下位機能(手段)を整理することであり、その過程で設計の考え方や、チーム員のコミュニケーションが計られている。
テアダウンや既存製品の改良品の機能系統図に関しては、部品や部組品があるので、それぞれの機能は比較的簡単に作成でき、その機能の上位機能・下位機能関係を整理することになる。一方新規製品や公共事業、行政などの機能系統図作成に関しては、部品や部組品がないケースが多いので、機能を考えることに非常に多くの時間がかかっている。
本研究では、機能系統図を作成する時に必ず考えなくてはいけない上位機能(目的)一下位機能(手段)の効果的作成方法「機能定義のための逆転発想法」を提案するものである。この考え方を活用することにより、自治体などのサービスVEの機能系統図へも活用できることを明らかにするものである。
目次
- 1. はじめに
- 2.「機能定義のための逆転発想法」の基本手法
- 3.「機能定義のための逆転発想法」を適用した実施例
- 4. おわりに
発行年
2004年 VE研究論文集 Vol.35著者
- 株式会社ニコン
映像力ンパニー 生産管理統括部 生産戦略部 原価企画課 - 小坂達
カテゴリー
- VEテクニック
キーワード
- サービスVE
- 上位機能
- 下位機能
- 機能定義
- 自動調
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