建設業のISO9001などにおける、施工品質向上のためのVE活用に関する一考察

論文

建設業者の殆どがISO9001の認証を取得している。この基本コンセプトは2000年の改訂で、従来の「品質保証」から、品質マネジメントシステムに変わった。その目的も、顧客要求事項を満たし顧客満足向上へと広がった。又、経営者の責任がより明確になり、品質マネジメントの8原則を経営に生かし、経営と組織の一体化や顧客満足を測定・分析してシステムの改善を図り、顧客満足を高めるなど、実用的なシステムへと変わった。

しかし、これらは規格の構成や表現が改善され利用し易くなっただけで、システム確立の方法論は示されていない。この論文は、経営資源を有効活用して、施工品質向上及び、その有効性を高め、継続的改善の成果を向上するVE活用に関する研究論文である。

目次

  • 1 はじめに
  • 2 品質マネジメントシステムとは、
  • 3 IS09001などにおける、施工品質向上を確立する目的と基本要素
  • 4 IS09001などにおける、施工品質向上にVE活用の計画と実施
  • 5 むすび

発行年

2004年 VE研究論文集 Vol.35

著者

建設VEコンサルタント
佐々木義正

カテゴリー

  • VEの適用局面

キーワード

  • システム
  • プロセス
  • 品質方針
  • 品質目標
  • 施工品質
  • 顧客満足の向上
  • 顧客要求事項

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