論文
この論文は、地域住民が主体となって、便利で、快適で、人情味あふれる個性ある街づくりを実現するために、VEを適用し行政と住民が協働して、街づくりプランを合理的に策定する提案である。従来の我が国の都市計画は行政主導型で、その内容や手続き等は法律で細かく規定され全国画一的であった。これを欧米方式に改め、個々の市町村が各々の特徴や個性を活かし、行政と住民が協働して、『コラボレーション・デザイン』の考え方を取り入れ、都市を形成する方針に都市計画法が改正された。それは様々な考え方を持つ住民が、望ましい街づくりの未来像を描き、その構想やイメージを共有して、街づくり目標を達成するアイデア発想して街づくりプランを策定し、住民が主役の街づくりを進める。
すなわち、行政と住民が協働して創意工夫し、街づくり目的に合った良好な街環境を形成し、維持・向上させる考え方である。そのため、街づくり機能を明確にし、その機能を達成するアイデア発想して、アイデアを相互に補完させ、異なる発想を交錯させ、新たな視点を見出し調和させ総合化して、目的に合った街づくりを実現するVE論文である。
目次
- 1. はじめに
- 2. 行政と住民が協働して策定する市町村・都市計画マスタープランとは
- 3. 市町村・都市計画マスタープラン策定にVE適用の計画と実施
- 4. むすび
発行年
2003年 VE研究論文集 Vol.34著者
- 株式会社フジタ
建築部 - 石川一雄
- 株式会社フジタ
- 佐々木義正
カテゴリー
- VEの適用局面
キーワード
- チームデザイン
- 住民関係の構築
- 合意形成
- 街づくりプラン策定のVE
- 調和
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