論文
本論文は、自動車部品を対象とし、納入先との共同開発を行い厳しい目標製造コストを達成していく開発設計段階のVE(以降では開発VEと呼ぶ)の効果的な進め方を提案し、その有効性を明らかにするものである。すなわち、従来の自動車部品メーカーで多用されている開発VEの進め方の問題点を明確にし、この問題点を解決する方法を考案して、これを開発VEのジョブプランのステップの中に取り入れVE活動を効率化したものである。具体的には重要な基本機能を果たすためのおおまかな方式・構造案を決定した上で、それ以降の機能の定義・整理・評価やアイデア発想をしていくという新しいステップを取り入れた開発VEを進めるものであり、その結果、従来の開発VEより短時間で効果的な成果が得られることを示したものである。
目次
- 1. はじめに
- 2. 開発VEの推進の問題点
- 3. 開発VEの進め方
- 4. 本論文で提案した開発VEの適用と効果
- 5. 結論
発行年
2002年 VE研究論文集 Vol.33著者
- 株式会社デンソー
経営企画部 原価企画室 - 水谷高規
カテゴリー
- 開発設計とVE
キーワード
- VEステップ
- チームデザイン
- 開発設計段階のVE
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