論文
本研究は数多くある競合製品の主要な機能を対象にし、その標準的売価の設定に不可欠な予測売価の合理的な算出法を提案し、その有用性を明らかにするものである。
本研究では、標準的売価は予測売価に戦略的要素を加味して決定されると考え、この予測売価の合理的、かつ、実践的な新しい算出法を提案する。その骨子は次のようである。
本研究は潜在顧客を対象とし、特定の製品機能の評価額をある幅をもった金額帯で評価してもらい、この評価額を平均値(加重平均)、最頻値(モード)、中央値(メジアン)の3つの統計量でとらえ、これに数学的分析を加えることによって機能評価額の3つのタイプの代表値を算出し、それら3つの機能評価額の代表値の特性を生かして、潜在顧客の当該機能に対する評価額に基づく予測売価を戦略的に算出する方法を提案するものである。
目次
- 1 はじめに
- 2 従来の研究と本研究の概要
- 3 本研究の方法
- 4 3つの代表値の活用法
- 5 おわりに
発行年
2001年 VE研究論文集 Vol.32著者
- 東京理科大学大学院
理工学研究科 - 福岡宣行
- 東京理科大学大学院
理工学研究科 - 細井潤
カテゴリー
- VEテクニック
キーワード
- 予測売価
- 売価設定
- 機能評価
- 線形情報統合法
- 需要関数
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