論文
技術レベルの高い専門分野の新製品開発は、常に未知の分野への挑戦であり、創造性が要求され、開発者個人の能力に依存するところが大きい。したがって、この分野の新製品開発を一般の開発や作業と同じように進捗管理することは、本来なじまないものとされてきた。
本研究ではここにメスを入れ、高度な専門的スキルを持たなくても新製品開発の進捗管理を行えるひとつの方法を提案し、開発効率の向上に役立てようとするものである。
本研究では、新製品開発の進捗管理を対話式で行い、発生した問題、あるいは発生するであろう問題の本質を効率的に捉える方法を示すとともに、問題を解決して到達すべき目標を機能的表現で捉え、その解決策(アイデア)追求を機能的かつ効率的に行う方法を示す。さらに、考え出した解決策を、機能とコストの関連から総合的に評価する方法も示す。これらは、従来のやり方に比べ問題解決能力にすぐれ、その効果は過去の実績が示すものである。
目次
- 1. はじめに
- 2. スケジュール遅延要因の分析および進捗確認の必要性
- 3. 進捗確認の方法
- 4. まとめと課題
発行年
1999年 VE研究論文集 Vol.30著者
- 横河電機株式会社
T&M事業部 開発1部 - 鈴木伴久
カテゴリー
- VEの適用局面
キーワード
- スケジュール
- チェックリスト
- 問題分析
- 製品開発
- 進捗管理
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