論文
本論文は公共事業プロセスの要とも言える設計段階で機能向上を図りながら、従来より少ない投資で合理的な土木構造物を求め、VE手法の土木設計への応用方法を探り、VE効果を明らかにするものである。その結果、複雑かつ保守的な土木設計プロセスにVE手法を適切に応用することにより機能向上をはかりながらセービングコストが全工事費の10%、20%に達していることが実証できた。
公共事業においても設計時に適切なVEを導入すれば、かなりの効果があがることは明らかであり、今後、公共事業とりわけ土木事業におけるVE役割が大きいと確信している。
目次
- 1 はじめに
- 2 公共事業のVEで導入現状と問題点
- 3 土木設計におけるVEの必要性
- 4 設計VEの実施例とその効果 -橋梁予備設計VEの事例-
- 5 実施結果の考察および提案
- 6 むすび
発行年
1999年 VE研究論文集 Vol.30著者
- パシフィックコンサルタンツ(株)
交通技術本部 VE室 - 黄逸鴻
カテゴリー
- 開発設計とVE
キーワード
- 機能向上
- 設計VE
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