論文
設計案を評価するには通常コストテーブルが活用される。コストテーブルの一形態としてコストモデル式を採用する企業が多くなってきた。多くのコストモデル式は統計的手法を用いて作成されているので、それに見合うデータ数が必要不可欠である。しかし、現実には数多くのデータが入手できないことが多く、このときはこの手法は採用できない。
われわれが開発した重み付け分析や制約付回帰分析と称する技法によるとこの制限を解消でき、きわめて少数のデータしか入手できない場合でも、理論的に妥当なコストモデル式を作成できるし、これを活用することができる。本研究はこのような方法の概要を述べ、その活用方法について新しい提案をするものである。
目次
- 1. はじめに
- 2. 開発設計段階における設計案の評価法
- 3. 「重み付け分析」と「制約付回帰分析」によるコストモデル式の作成手順
- 4. 経験曲線効果、物価変動によるコストモデル式の修正
- 5. 本方法の適用事例
- 6. 本方法の活用方法
- 7. おわりに
発行年
1998年 VE研究論文集 Vol.29著者
- 大東文化大学
経済学部 - 天笠美知夫
- 静岡大学
工学部 - 関谷和之
- 東京理科大学大学院
理工学研究科 - 氏家政博
- 東京理科大学大学院
理工学研究科 - 多田公耕
カテゴリー
- VEテクニック
キーワード
- コストモデル式
- 原価見積
- 回帰分析
- 概算見積
購入
この論文はPDF版をご購入いただけます。
ご希望の方は「カゴに入れる」ボタンをクリックしてください。