VEを適用したリーン・エンジニアリング

論文

新製品開発は企業にとっての生命線であり、良い製品を安くタイミングよく市場に投入し、常に顧客要求に応える努力をしなければならない。そこで本論文では、VEをベースにした効率的な新製品開発プロセスを設計することによって、顧客満足の高い新製品を極めて高い確率で実現していく方法を提案するものである。具体的には、まずVEの問題解決プロセスを開発設計業務の標準プロセスとして昇華させ、プロジェクト方式で製品開発を行いながらデザイン・レビューも有効に取入れてコンカレント・エンジニアリングの効果を引出す。

そして本論文で提案する機能分析等に関わる応用テクニックも製品開発の標準ツールとして装備することによって、ムリ・ムラ・ムダのないいわゆるリーン・エンジニアリング(一貫性のある新製品開発体制)を構築しようという試みである。

目次

    • 1 はじめに
    • 2 新製品開発プロセスとVEPの融合化
    • 3 新製品開発におけるコンカレント・エンジニアリング
    • 4 コンカレント・エンジニアリングに役立つ主なVE手法
    • 5 リーン・エンジニアリング・システム(Lean Engineering System)の構築へ
    • 6 リーン・エンジニアリングの実践による新製品開発後の評価方法について
    • 7 まとめ

発行年

1997年 VE研究論文集 Vol.28

著者

学校法人産能大学
経営開発本部
澤口学

カテゴリー

  • VEの適用局面

キーワード

  • DR(Design Review)
  • コンカレント・エンジニアリング
  • リーン・エンジニアリング
  • 機能分析

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