論文
ヒット製品を作り出すためには基本機能もさることながらその製品の付加機能が極めて重要な役割を果たす。本研究はこの付加機能の評価問題に焦点を当て、その新しい評価方法を提案するものである。本研究では付加機能のうち「顧客が求めている付加機能」を評価対象とする。「顧客が求めている付加機能」の評価値は当然のことながら顧客の評価値に基づくべきであるが、顧客の評価値はそのニーズや、付加機能に対する知識の程度などによって多様であり、そのバラツキは小さくない。本研究はこのバラツキのある顧客の評価値をファジィ理論を応用して合理的に集約する方法論を示し、それをRV車に適用し、その有用性を明らかにする。そしてこの結果を開発設計段階の売価設定やVE活動における原価目標の設定に役立てようとするものである。
目次
- 1 はじめに
- 2 付加機能の評価法
- 3 本方法の手順
- 4 本方法の成熟製品への適用(RV車への適用)
- 5 結論
発行年
1996年 VE研究論文集 Vol.27著者
- 産能大学
経営情報学部 - 小柴達美
- 静岡大学
工学部 - 関谷和之
- 東京理科大学大学院
理工学研究科 - 角田賢司
カテゴリー
- VEテクニック
キーワード
- ファジィ測度
- ファジィ積分
- メンバーシップ関数
- 付加機能
- 機能評価
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