論文
自動車を構成する部品の中で小物と考えられるような部品は、車両開発日程の後半になって仕様決定されることが多く、これに起因して相手部品(=大物部品等)とのレイアウト上の制約、および派生車型(車種)の追加設定に伴う要求性能の追加等で、部品の種類が多くなるという傾向がある。部品メーカーとしては、これらの製品に対しVEおよび共通化という製品改善を行うわけであるが、前記した傾向が弊害となり、なかなか効果が上がらないのが現状である。本論は製品改善を単一の対象品として捕えるのではなく、派生品を含めた全バリエーションを対象にしてVE展開することにより、バリエーション全体として最大のコストメリットを生み出し、さらに、この展開の中でバリエーションその物の共通化をも狙った、実践的VEプロセスの構築を行うものである。
目次
- 1. はじめに
- 2. バリエーション群に対するVEの考え方
- 3. 本論のVEプロセスへの適用方法
- 4. 結論
発行年
1996年 VE研究論文集 Vol.27著者
- 株式会社湘南ユニテック
技術部商品技術G. - 中ノ瀬健二
カテゴリー
- VEテクニック
キーワード
- VEプロセス
- バリエーション
- マトリクス提案
- 共通化
- 制約条件
- 改善余地
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