論文
建設市場の発注量の低迷と、低コスト化の傾向は今なお進行しつつある。総合建設業においては今まで以上の低コストで施工する必要が生じ、総合建設業の各企業内におけるコスト低減努力だけではその限界をこえたといえる。
そのような状況下において、ここでは総合建設業における専門工事業者からのVE提案を協力業者からのVE提案と位置付け、以前にも増してVE提案が出てくるようにし、また、一般的製造業における発注者と協力業者との関係のような、固定した協力業者との関係を保ちながらさらなる低コスト化に対応するためにはどうすればよいのか、総合建設業と専門工事業者の双方にメリットがあると思われる方法のーつとして、協力業者のVE提案制度という新たなしくみを提案するものである。
目次
- 1. はじめに
- 2. 協力業者のVE提案の必要性
- 3. 協力業者VE提案の有効性
- 4. 新しいしくみ(協力業者のVE提案制度)
- 5. 協力業者のVE提案制度適用事例
- 6. おわりに
発行年
1996年 VE研究論文集 Vol.27著者
- 株式会社フジタ
名古屋支店 建築部 VE推進課 - 松田節夫
カテゴリー
- VEの適用局面
キーワード
- VE提案制度
- 協力業者
- 契約
- 表彰制度
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