論文
社会環境の変化に伴い、各企業においてはVE思考に基づいた経営戦略、商品戦略が従来にも増して求められている。一方では、そのような企業ニーズに対応して開発された商品を価値評価する際に、従来のV=F/Cという概念式だけでは、正確な評価が難しいという現実もある。
そこで我々は商品開発段階で、より実態に近い価値評価が可能な概念式を作り上げる事を模索してきた。一昨年の全国大会では、PART-Ⅰ(その①)として社会価値要素とライフサイクルコストの概念を盛り込み、そして今回はPART-Ⅱとして、貴重価値要素を盛り込んだ概念式を提唱している。この結果、現在の商品が保有している各価値要素を網羅した評価が可能になったと考える。又、検証の意味も含めて我々の提唱した概念式を用いた評価も併せて実施している。
目次
- 1. はじめに
- 2. PART-Ⅰでの問題点
- 3. 新概念の狙い
- 4. 新概念の特徴と評価手順
- 5. 新概念の適用効果
- 6. ワンサンプル適用事例
- 7. 結論と課題
発行年
1995年 VE研究論文集 Vol.26著者
- いすゞ自動車株式会社
商品企画室 - 渡辺美稔
カテゴリー
- マネジメントとVE
キーワード
- バラツキ
- 区間推定
- 総合価値指数
- 貴重価値
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