論文
近年、教育訓練の分野でVA適用の期待が高まっている。本論文は、戦闘機用のパイロット養成を狙いとしたフライト・シミュレータ訓練価値について、基本的な考え方を述べたものである。
戦闘機パイロットの操縦能力には、操縦資質、操縦技術、戦闘技術、空中感覚及び空中判断が必要であると考えられるが、このうち、操縦技術と戦闘技術はシミュレータ訓練の得意な領域である。シミュレータ訓練における意義とは何か。また、実際の航空機を使った訓練と比べ、訓練課目、訓練の重み、訓練の有効度はどうなのか。
ここでは、シミュレータを使ったパイロットの訓練機能について問題提起すると共に、その価値を判断すべくケース・スタディを試みた。
目次
- 1. はじめに
- 2. パイロット訓練
- 2.1 訓練区分
- 2.2 操縦能力と訓練手段
- 2.3 シミュレータ訓練の意義
- 3. 訓練の価値
- 3.1 基本的な考え方
- 3.2 訓練価値の要素
- 3.3 ケース・スタディ
- 3.4 評価
- 4. 今後の動向
- 5. まとめ
- 6. おわりに
- 7 .参考文献
発行年
1994年 VE研究論文集 Vol.25著者
- 三菱プレシジョン株式会社
整備訓練営業部 - 工藤孝之
カテゴリー
- VEテクニック
キーワード
- DARE法
- シミュレー夕
- パイロット訓練
- 仮想現実
- 訓練コスト
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