論文
情報システムの開発に当たって、効率的な開発を行うための支援ツールは、沢山ある。
しかし、開発しようとする情報システムが本当に利用者にとって有効で価値があるかを事前に診断し、評価するツールはないと言っても過言でない。
そこで、VEの原点である「有効性」に的を絞り、開発の上流段階で価値ある情報システムを開発するための工夫を技法としてまとめた。
本件は、筆者の体験に基づき、「潜在ニーズの早期顕在化」及び「価値の診断と評価技法」を中心にV=N/Cなる評価式により、これらを定量化する考えを示すものである。
本技法により、お客様の予算内で有効で価値ある情報システムの開発を実現させようとするものである。
目次
- 1. はじめに
- 2. 情報システム開発に必要な両輪
- 3. 全体と部分
- 4. 要求分析時のシステム化の価値の評価
- 5. 評価
- 6. 将来の展望
発行年
1991年 VE研究論文集 Vol.22著者
- 株式会社日立情報システムズ
情報システム事業部 VECセンタ - 和田正二三
カテゴリー
- VEテクニック
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