論文
商品開発段階からの0 Look、1st Look VE活動は、2nd Look VE活動に比べて大きな成果を得やすい。しかし、商品寿命の長い誘導電動機のような成熟製品においてはモデルチェンジのインターバルも長く、その間の収益維持確保のためにはどうしても2nd Lookを中心としたVE活動の強化が必要不可欠である。
一般的に2nd Look VEには、製品構成部品の形状や適用材料の変更などに多くの制約条件がついて、思うような成果が上がりにくいのが実態である。それをカバーするためには製品や構成部品の対象範囲をできるだけ広くとらえ、多くのアイディアを発想し、その中から真に効果のあるものをみつけだし優先度を明確にし、効率的な活動展開を図る必要がある。
本論文では、この2nd Look VE活動を効率良く推進するための「VEアイテム展開表」、「VEポートフォリオ」を考案したので、VEのー技法として提示する。
目次
- 1. はじめに
- 2. 技法研究の背景
- 3. 技法開発の方針
- 4. 技法事例
- 5. 技法導入による効果
- 6. おわりに
発行年
1991年 VE研究論文集 Vol.22著者
- 株式会社東芝
三重工場 回転機部 企画・開発担当 - 中島純
- 株式会社東芝
三重工場 技術・情報システム部 標準化・VA担当 - 服部徳憲
カテゴリー
- VEテクニック
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