論文
最近の商品ライフは顧客要求の多様化、価格競争の激化等により益々短く成ってきている。この様な中で従来どおりのVAの進め方、すなわちVA対象を1製品のみとした活動ではVA活動への投資の面で非常に効率の悪いものとなる。本論文は、これを打破し効率的かつVA成果の長期化が図れるVAアプローチ法を紹介するものである。
それは、新商品の企画段階からアプローチするものであり、商品戦略は1機種開発とすることなく必ず系列化をする事を前提とし、VA対象を今後商品化するであろう商品も含めた商品群で捕らえ、顧客ニーズ、技術動向情報をベースに系列化コンセプトを明確にして、共通技術を先取りしたモジュールを抽出し、これを徹底的にVAするものである。これにより顧客要求の多様化、市場変化に耐え得るVA活動となり、VA成果の拡大と投資効率の向上が図れるものとなる。
目次
- 1. はじめに
- 2. 商品開発ステップとVAアプローチ
- 3. VAアプローチ法の詳細
- 3-1 STEP1 機能の定義
- 3-2 STEP2 商品の系列化
- 3-3 STEP3 機能・方式展開
- 3-4 STEP4 モジュール抽出
- 3-5 STEP5 モジュール評価
- 3-6 STEP6 アイデア発掘
- 3-7 STEP7 実現化計画作成
- 4. おわりに
発行年
1991年 VE研究論文集 Vol.22著者
- 株式会社東芝
資材部 VA推進担当 - 阿川美成
カテゴリー
- VEテクニック
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