建設業における工法創出VEの一考察

論文

建設業は顧客から工事の注文を受け生産するという,受注生産形態を有している。つまり,顧客第一主義に徹し顧客の事業化を有利にして,はじめて工事受注を獲得できるという業種である。

この受注と生産活動を円滑に行うためには,顧客の事業化を有利にする方法が必要である。

このためには,今まで不可能とされていた工法を可能にし,また,社会・経済情勢の変化による建設費の変動を安定させる等の方法を創出する必要がある。

これらを実現する具体的な手法として,工法を創出するVE手法を作成した。

この手法は「工法の機能」と工法に対応する「作業手順」をマトリックスの関係に関連づけ工法を創出する手法で,以下にこの内容を提示しようと思う。

目次

  • 1. はじめに
  • 2. 工法の現状と志向
  • 3. 工法の条件と手法の特徴
  • 4. 工法創出VE手法の説明
  • 5. おわりに

発行年

1990年 VE研究論文集 Vol.21

著者

フジタ工業株式会社
横浜支店 VE推進部
佐々木義正

カテゴリー

  • VEテクニック

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