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開発段階からのコストトレンド分析によるコスト管理法

開発段階からのコストトレンド分析によるコスト管理法

発行年:1990年 VE研究論文集 Vol.21
著者
株式会社東芝柳町工場 技術管理部:服部昌幸
要旨

「コスト(原価)の80%は開発設計で決まる」と言われるように,コスト生成プロセスの大半を担う設計者に対するコスト・モチベーションとも言うべきものは非常に重要である。しかし「コストは変動するもの」という言葉通り,不確定な原価を明確に設計者にイメージづけるのは意外と難しい。

コストトレンドとは製品の誕生前から終息までをスルーしたコスト推移曲線を指す。

昭和57年からの取組みの結果,コストトレンドはその形成の課程で,コスト管理機能を充分に果たすことが明らかになった。また従来機種のコストトレンド群はそのドキュメント性をもって,これからの機種のVE活動のポイントを示唆してくれ,商品企画への応用にも有用であることが実証された。本論はこのコストトレンドによるコスト管理の実際とその活用を報告するものである。

目次
  • 1. はじめに
  • 2. コストトレンドの概要
  • 3. コストトレンド法実施の背景とルール
  • 4. コストトレンドの実際と分析
  • 5. コストトレンドの活用
  • 6. おわりに
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