論文
物流業は顧客の付加価値製品を移動させることによって,場所的効用(利益)を生む業体であり,消費者(エンドユーザー)の価値観の変化や,メーカーの販売戦略の変化の影響を受けやすい業種である。
この様なことから顧客のニーズの変化を幅広く,的確にとらえ,高度化社会にマッチした高付加価値物流システムを,タイムリーに開発・提供していくのが企業の使命であり,これに応えるのが価値創造VECの推進である。本論文では,これらの要請に応えるべく,
①顧客ニーズの価値向上要素(VALUE UP要素)への変換法
②顧客ニーズの機能変換法
③顧客ニーズの計数的評価法
…等の研究を進め,顧客ニーズの把握から具体化までの実践的なVEC推進ステップを確立し,価値創造VECの推進を可能にしたので,報告する。
目次
- 1. はじめに
- 2. 価値創造VEC推進技法開発の背景
- 3. 開発したVEC推進技法の紹介
- 4. 推進技法の特徴点解説
- 5. 技法適用による成果
- 6. まとめ
発行年
1989年 VE研究論文集 Vol.20著者
- 株式会社日立物流
物流開発本部 MI・VECセンター - 戸澤定夫
カテゴリー
- VEとマーケティング
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