論文
半導体製品のVEアプローチは非常に難しいと言われているが,当社に於ては,プロセス改善による歩留向上生産効率の改善等を行って来た。然るに原価の1/3弱を占める「部品材料」(以下「部材」と略す)の改善は製品原価の直接費の中で最も大きい比率を占めVE改善活動の大勢を決めると言っても過言ではない。そこで,VE活動活性化のため半導体独特の部材改善アプローチを考えた。それには,機能相当パラメータによる評価値を算出しバランスチャート図に表現した改善ポテンシャル発見技法を主なツールとして使用した。
目次
- 1. はじめに
- 2. IC・LSI製造工程と部材
- 3. 半導体用部材の特徴
- 4. 半導体製造プロセスの特徴
- 5. 半導体用部材の原価構成
- 6. 半導体用部材改善技法開発の必要性
- 7. 本技法の方向性
- 8. ポテンシャル発見のジョブ・プラン
- 9. 制約条件
- 10. 今後の課題
発行年
1988年 VE研究論文集 Vol.19著者
- 株式会社日立製作所
武蔵工場 VECセンタ - 長野谷青史
カテゴリー
- 開発設計とVE
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