論文
カラーテレビは,1インチ-1万円と言われた時代があり,製品の価格は,画面の大きさにほぼ比例するとされていた。また家庭用の冷凍冷蔵庫の価格は,庫内容積とほぼ比例関係にある。これに対しマイコン保温釜では,炊飯能力1リットルと1.5リットルの価格差は,僅か5%である。
規模の戦略および機能戦略のいずれの展開においても基本機能の機能達成度の水準を変更する場合には,変更後の基本機能のあるべき売価または原価をできるだけ正確に推定することが,VE目標を正しく設定する上で,極めて大切である。本論文は,この目的のために,各種製品(主として家電製品)について,機能達成度と標準価格の関係を求め,これらの関係を,評価係数kをパラメータとしてビジュアル化した。この結果,従来に比較し,開発製品の正しいVE目標の設定が可能になった。
目次
- はじめに
- 1. 製品の機能達成度と価格の関係
- 2. 機能達成度比と評価係数の関係
- むすび
発行年
1988年 VE研究論文集 Vol.19著者
- 株式社会東芝
本社資材部 VA推進担当部 - 小川政夫
カテゴリー
- VEテクニック
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