論文
当社はVEの導入以来,数々の技法開発を行っている。最近では,建設の工事ソフトVEを開発し実施しているが,適用分野によっては改善の余地があると考えられる。
今回さらに使いやすいものに近づけるために,当社で開発した工事ソフトVE(施工計画・施工法)での問題点を拾い出し,次の3点を改善する。
① 機能が欠落することがある。→VE対象の選定時の項目(計画工法・計画工法の問題点・改善希望点・制約条件)より言語データを抽出する。
② 機能どうしの結合に無理な点がある。→言語データを使用して連関図にて因果関係を整理する。
言語データを機能に変換し,連関図を利用して機能系統図を作成する。
③ アイデア発想が十分生かされていない。→ブレーン・ストーミングで出たアイデアを評価し,機能系統図の各機能にアイデアを並べ,アイデア具体化のプランづくりを行う。
目次
- 1. はじめに
- 2. 工事ソフトVEの問題点と改善
- 3. 技法のステップ
- 4. 技法の内容及びその活用
- 5. おわりに
発行年
1987年 VE研究論文集 Vol.18著者
- フジタ工業株式会社
横浜支店 VE推進部 - 石川尚志
- フジタ工業株式会社
仙台支店 VE推進部 - 小林亘
カテゴリー
- VEテクニック
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