論文
近年,鉄道会社の駅務合理化に対応して,駅務自動化機器の普及が進んでいる一方,客先ニーズに応えるべく多様化,高度化,コンパクト化された製品とするために,製品へのマイクロプロセッサ搭載が増加した。これにともない,ソフトウェアの開発量の増大,ソフトウェア技術者の人員不足が生じ,ソフトウェアの生産性の向上および開発費の低価格化が重要な課題となっている。
今回,定期券発行機の新型機を開発するにあたり,ソフトウェア開発費の低価格化の問題に取り組んだ。本論文は,大きな成果が得られた新型定期券発行機ソフトウェアVAに対して導入した,パラメー夕方式によるVA手法について紹介する。
目次
- 1. はじめに
- 2. 定期券発行機ソフトウェアの特徴
- 3. 定期券発行機ソフトウェアVAの考え方
- 4. パラメー夕方式によるソフトウェアVA
- 5. 定期券発行機のソフトウェアVA事例
- 6. 定期券発行機のソフトウェアVA効果
- 7. おわりに
発行年
1985年 VE研究論文集 Vol.16著者
- 株式会社東芝
柳町工場ソフトウェア設計部 - 舘川大八郎
カテゴリー
- コンピュータ・ソフトウェアのVE
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