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機能定義とアイデア発想についての一考察
機能定義とアイデア発想についての一考察
発行年:1986年 VE研究論文集 Vol.17
著者
三菱電機株式会社長崎製作所 VAグループ:山田繁人要旨
VA活動が,システマティックに機能を追求するVA技法を忠実に実施することにより,効果的な活動を展開すべきことはいうまでもないが,これらVA活動の成果を左右する最大のポイントは「機能定義」から「アイデア発想」にかけての展開にあるといえる。
機能定義は,VAの特徴であると同時に,その重要性は充分すぎるほど認識されているが,この機能定義の表現があいまいであり,また,断定的にすぎると発想が制限されてしまうので,もっと発想を誘導できるような正しい表現が必要となる。
しかし実際のVA活動においては,この機能定義をあいまいにしても,コストは下がるケースが多いという現実と,機能定義の方法に不明確な部分が多く,実際活動で使用した場合,適当に妥協した"甘さ"のある分析に終始してしまい,機能定義の効果が,今一歩,発揮できなくてVA対象プロジェクトの成果が乏しいものとなっている。
この論文は,このような認識の上に立って,機能定義の機能用語としての名詞・動詞の選定と,その体系化および機能定義(機能領域)毎のアイデア発想に至る着想を,潜在情報から,いかに有効に導き出すかを記したものである。
目次