論文
本論文は,マックス・ウェーバーの三つの合理性と実践的三段論法を基礎として,VEのモデルを構成し,VE理論の研究を行った。また,最近発展しつつある設計学の中の設計実験をVE理論の研究に適用し,機能概念および属性概念の関係を論じ,機能と属性を結びつける因果合理性の内容を検討した。その結果,設計カタログの有用性に言及した。VEの発想過程は,マルコフ過程であり,機能と属性の両面からの発想の必要性と,それを容易にする研究とは何かを明らかにした。
目次
- 1. 概要
- 2. なぜVE理論を研究するのか
- 3. 三つの合理性とVEの理論的構造
- 4. 機能と属性
- 5. マルコフ過程とアイデアの発想
- 6. あとがき
発行年
1984年 VE研究論文集 Vol.15著者
- 富士電機株式会社
生産管理本部 施設部 - 渡辺大助
カテゴリー
- VE導入と定着化
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