
この論文はPDF版をご購入いただけます。
ご希望の方は「カゴに入れる」ボタンをクリックしてください。
ご希望の方は「カゴに入れる」ボタンをクリックしてください。
見積業務(設備)へのVE導入
見積業務(設備)へのVE導入
発行年:1984年 VE研究論文集 Vol.15
著者
フジタ工業株式会社大阪支店 設備部 設備課:川野一義フジタ工業株式会社大阪支店 設備部 設備課:中井邦昭
フジタ工業株式会社大阪支店 設備部 設備課:会沢徹
フジタ工業株式会社大阪支店 設備部 設備課:佐藤明史
フジタ工業株式会社大阪支店 設備部 設備課:小谷誠治
要旨
VEを推進する企業として,特にVE適用局面の拡大については,計画的に,これを実施していくことが必要である。当社においても,今まで,作業所VE・設計VE並びに管理部門としてのソフトVEなど,多くの分野に挑戦し,それなりの成果をあげてきた。また,トータルVEを,一層,効果的に実施するため,種々の戦略も投じてきた。VEは,無限の資産であり,われわれは,一層の効果を期待して,今回,更に,その適用分野の拡大をはかるべく,従来,実施されていなかった見積時におけるVEの積極的導入をはかるために,手順の要点をまとめることとなった。設計事務所など,他社が設計した建築物に対し,施工を請け負うという建設業の特異性のもとでは,見積時点は営業活動と相ともなって,仕事の流れとして最も川上に当るものであり,そのVE効果は,はかり知れないものが期待される。本論文では,前述のごとき,建設業特異の見積時の業務の進め方と,その問題点を分析し,この時点でのVEを効果的に導入するためのジョブプランを作成し,「今まで,実施困難とされていた見積業務へのVEの導入」を可能にした。以下に,要点を発表するものである。
目次