論文
企業をとりまく環境は,質的,量的,両面の変動,さらに,その変動サイクルを早め,複雑化の一途をたどっていることは,論をまたないところである。このため,各企業とも,多数の対応策の中から,即効性のあるVA/VE活動に注力している。当社,当事業部においても,なんら例外たりえず,経営改善のよりどころとして,活発なるVA/VE活動を展開している。
しかしながら,VA/VE活動は,その大儀にかくれて活動自身の効率化,および管理は,十分に行われているであろうか。
ここに,本稿は,VA/VE活動の効率化をはかるとともに,活動の若干の管理的意味をも含めて,われわれの経験のなかから整理し,実用に供している技法について紹介するものである。
目次
- 1. はじめに
- 2. アイデアレベリング技法の概要
- 3. アイデアレベリング技法の実施手順
- (1) 低減目標コストの設定
- (2) 機能分野・階層別コスト分析表の作成
- (3) 機能評価
- (4) アイデア階層別コスト低減率の調査
- (5) アイデア実現確率の調査
- (6) 機能分野・階層別単位アイデア当りのコスト低減額表の作成
- (7) アイデアレベリング
- (8) アイデア発想
- (9) アイデアの具体化
- 4. おわりに
発行年
1983年 VE研究論文集 Vol.14著者
- 川崎重工業株式会社
破砕機事業部 管理部 - 藤本忠男
カテゴリー
- VEテクニック
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