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『機能モジュール』によるソフトVAの機能定義
『機能モジュール』によるソフトVAの機能定義
発行年:1983年 VE研究論文集 Vol.14
著者
三菱電機株式会社本社 生産技術部:増田勝一要旨
わが国の就業者数は,製造部門で年平均1.4%ずつ減少し,オフィス部門では,年平均2.8%ずつ増加しつつあるという。
一方,米国における投資額と生産性向上率は,図表-1に示すように,製造部門の生産性が90%向上したのに対し,オフィス部門の方は,僅かに3%しか向上しなかったと伝えられている。
このような状況から,オフィスオートメーション(0A)の必要性が叫ばれるゆえんであり,80年代に生き残るための企業戦略の重要課題のーつとして「ホワイトカラーの生産性向上」が急速に浮上してきた。
同様の背景で,企業におけるVA活動も,製品などハードウェアの分野ばかりでなく,事務・手続き・組織・帳票などソフトウェアの分野へ適用分野が拡大しつつある。しかしながら,ハードウェアと比較して,ソフトウェア分野に関するVA技法研究は数少なく,特にソフトウェア分野ではヒューマンファクターの占める割合が大きいため,機能定義を行うのが難しいという問題点があった。
この論文では,事務・管理部門の業務改善などソフトウェア分野VA(以下ソフトVAという)機能定義に適用できる「機能モジュール」技法について紹介する。
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