論文
クレーン等の大型鉄骨構造物においては,重量軽減がコストダウンへの近道である。また,顧客サイドからも省エネ,省資源の見地で軽量化を求められている。
この軽量化を推進するに当り,単に製品構成要素のすべてについて,平均的に軽量化をはかるのではなく,重点ポイントを絞って取り組むことが望ましい。ウェイトリレーション法は,製品の構成要素間における重量の影響系統を分析し,また各要素のコストレベル(鉄骨構造物の場合は,一般的にトン当りコスト)を把握することにより,製品の特性をチャート上に表示させる分析手法である。
ウェイトリレーション法は,目標の割りつけ,重点ポイントの摘出に利用し,成果をあげている。以下,当事業所の製品である天井クレーンを対象例として説明する。
目次
- 1. はじめに
- 2. 重量影響度の考え方
- 3. ウェイトリレーション法のステップ
- 4. 具体的な運用と留意点
- 5. まとめ
- 6. おわりに
発行年
1982年 VE研究論文集 Vol.13著者
- 株式会社日立製作所
笠戸工場 資材部VAセンタ 運搬機設計部 - 小川俊己
- 株式会社日立製作所
笠戸工場 資材部VAセンタ 運搬機設計部 - 辺城敏夫
カテゴリー
- VEテクニック
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