論文
本論は,VE導入が遅れているといわれた総合建設業の当社が,VEを導入している先行同業他社に学びながら,特に1st Look VEの実施を試みた経験をもとに,われわれの業界にVEを導入し,日常的に活用するための,組織の運営の方法について考察を加えたものである。
当社は,常々,建築の設計と施工,建築と設備の総合的請負の優位性を主張してきたが,巨大な商品である建築にVEを導入することで,この一貫した請負・生産体制のメリットが,一層明確になったと考えている。
導入は,他の事例に照らしても,いささか特異な経過をたどっている。本論では,この特殊な経験と,そこに現われた状況の中から,できるだけ普遍的な方法論を導き出すことを心掛けた。
目次
- はじめに
- 第1章 建設業界の現状
- 第2章 当社におけるVE導入の背景と経緯
- 第3章 建築におけるVEの対象領域と活動方法
- 第4章 VEインセンティブ
- おわりに
発行年
1980年 VE研究論文集 Vol.11著者
- 鹿島建設株式会社
建築設計本部 - 木俣信行
- 鹿島建設株式会社
建築設計本部 - 江沢嘉彦
- 鹿島建設株式会社
建築設計本部 - 三井克己
- 鹿島建設株式会社
建築設計本部 - 石橋貞雄
- 鹿島建設株式会社
建築設計本部 - 沼田章
- 鹿島建設株式会社
建築本部 - 三本昭雄
- 鹿島建設株式会社
建築本部 - 竹浪真夫
- 鹿島建設株式会社
建築本部 - 上野孝
カテゴリー
- マネジメントとVE
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