論文
周知の通り,石油エネルギーの需給バランス,人工構成の急激な変動等,さまざまな環境下の今日,とりわけ技術立国をめざす日本にとって,知識労働力の生産性向上は必要不可欠であり,設計部門においても,より効率の高い仕事が要求されている。特に売れる商品を創り出す事は,効率の高い仕事をする重要な側面である。これ等は現情勢下においては,What to design-何を創るかという商品企画の優劣に負うところが極めて大きい。
しかも,それをどんな方式で具現化するかが成否の大きな鍵をにぎっているといっても過言ではない。以上の観点より,客先要求事項分析に基づき,方式を選択する企画設計段階のVEについて,何をどんな方式で設計するかを中心に紹介したいと思う。
目次
- 1. はじめに
- 2. 技術革新の波動と現状認識
- 3. 客先要求事項分析と最適方式の選定
- 1) 要求事項分析とWhat to design
- 2) 最適方式の選定
- (1) 方式の抽出
- (2) 方式の評価と決定
- (3) 欠点機能の改消
- 4. 具現化
- 1) 機能設計と着想変更点の設定
- 2) Cost design
- 5. 結果
- 6. おわりに
発行年
1980年 VE研究論文集 Vol.11著者
- 日本ビクター株式会社
モータ一事業部技術課 - 広瀬幸美
カテゴリー
- 開発設計とVE
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