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シャフトへのVA&TuTアプローチ
シャフトへのVA&TuTアプローチ
発行年:1980年 VE研究論文集 Vol.11
著者
富士電機製造株式会社鈴鹿工場設計部:世古雄一要旨
1.1 鈴鹿工場の紹介
当社は総合電機メーカーであり,鈴鹿工場は回転機部門の中核をなす工場となり,現在の従業員数は約1,500名である。
製造品目を大別すると
① 誘導電動機
② 同期発電機
③ 可変速電動機
④ 応用機器
⑤ 電源装置
⑥ 誘導炉
を生産している。
1.2 当社のVAの特長
我々製造メーカーにとって,基本的な事は「図面があるから仕事がある」のである。
部品を作るには図面が必要である。次に生産準備部門での製作方法の決定,治工具の決定,資材の発注,部品製作工程での管理,品質管理,工程管理,在庫管理等が行われる。
このように1つの部品が製作過程でたどるそれぞれの処理ポイントで,それぞれの間接費用が発生する。
製品コストの内,間接費の占めるウェイトが大きくなっており,直接費のみに着眼するVAでは,かえって間接費が増大する場合も起り得る。
従って,直接費の他に間接費も削減させる必要があり,そこに着眼するのが当社の特長である。
目次