論文
昨年末よりはじまった石油パニック,それに続くインフレ,大幅な人件費上昇と,企業は省資源,省力,省エネルギーといったコストダウンに追われているといっても過言ではない。また社会から,この事を,これ程まで強く要請された事も今だかって無かったといえる。社会の体質が変る時に,企業の体質が,それについて改善されないとしたら,その企業は生き残る事は困難といえよう。
一方,かねてからVEにおいては機能の追求を行ない余剰機能の削減,コストの低減,価値の向上という面を各界の人より論じられ実施されて来た。これは,現在の社会が要請している事そのものズバリといえる事である。今こそ企業が,ほんとうにVEを必要とする時であり,企業の経営にVEを採り入れる時期である。そして,企業の中に,VEというものを採り入れる時,それを,どの様な形で運用するのかを,検討するべきであるといえる。
目次
- 1. はじめに
- 2. VEの意味
- 3. マネジメントとしてのVEの運用
- 4. VEマネジメントの管理責任者
- 5. テクニックとしてのVEの運用
- 6. 各部門の役割り
- 7. むすび
発行年
1974年 VE研究論文集 Vol.5著者
- シャープ株式会社
テレビ事業部 - 豊田陽一
カテゴリー
- マネジメントとVE
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