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外観品VEの進め方 ~貴重価値の数量化について~
外観品VEの進め方 ~貴重価値の数量化について~
発行年:1974年 VE研究論文集 Vol.5
著者
日本ビクター株式会社技術本部 技術管理部技術管理課:一ノ瀬宏要旨
ある人がステレオを買った。この単純と思える行動の中には,実はその人の買うという欲求心が,複雑なコンピューターのごとく動めいて,最終的意思決定がなされている。この欲求心の中でも,外観品について焦点を絞るならば,外観品を選択する動機は大きくいってその人が持つVision,Utility,Economyと考えられる。この中で非数量的なVisionは,流行,合理性,快適性や時代性,そして個人,年令,性別,地位などの社会性,技術,材質,形態,色彩などの造形性が背景にある。このようなVisionは人によって様々であるが,できる限り数量的にとらえる必要がある。
そしてVision,Utility,Economyの関係を,適格に把握するのが外観品VEを進める前提である。
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