論文
一般によくいわれているように,製品コストは設計仕様の段階で,ほぼ80%は決まってしまうといわれている。製品設計において,材料の仕様,製法,精度などが指定されれば,それ以後の調達,あるいは生産などの段階における,原価引下げも設計仕様に制約を受け,大きな期待ができないのが,一般的である。
そこで,設計者は製品のもっている機能を充分に分析し,その達成方法の最適化を狙う必要がある。その結果,設計の良否は,製品のコストに大きな影響を与えることになる。まして昨今のごとく,物価上昇の状況においては,特に必要機能(二次機能も含む)を最低のコストで達成すべく,製品設計をすることが必要であり,VEの目的に合致する所以である。
目次
- 1. はじめに
- 2. 機能分析
- 3. デザインガイド体系図
- 3-1 デザインガイド体系図の具体化
- 3-2 体系化によるコスト分析
- 4. 採算分析
- 5. まとめ
発行年
1973年 VE研究論文集 Vol.4著者
- 日本コロムビア株式会社
資材部第一課VE係 - 佐々木啓二郎
カテゴリー
- 開発設計とVE
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