論文
VEとは,その製品とかサービスの機能(目的とする働き)を最低の総コストで達成するために機能を分析し,価値を最大にするための組織的なチーム活動である。
VE活動を活発化するためには,企業トップの明確な方針により営業部門の受注活動より販売後の保守サービスに至るまでの総コストを最小を最小にするVE活動の管理が重要となる。
従来は,とかく日常業務はそのまま担当させ,従業員個人またはVEチームの自発的な努力に期待し,VE活動推進の環境整備をおこたり,VE予算の裏付けもせず,いたずらにVE低減目標のみ過大な要求を行なうなど,VEに対する投資を過小にする企業のトップが少くなかった。VEの効果は,その投資額に比例して増大されることを自覚し,国際的なコスト競争に打ち勝つVE推進の総合化を,早急に実現させるべきである。
目次
- 1 VE活動の管理
- 2 問題意識を醸成する職場環境の整備
- 3 VEによる目標原価の達成
- 3-1 プロジェクト責任者の明確化
- 3-2 コストターゲットプログラム
- 3-3 契約条件のチェックリスト
- 4 VEとアイデアの発想
- 4-1 VEチームのアイデア発想法
- 4-2 NM法T型の特徴
- 4-3 NM法T型の実施手順
- 5 購入価絡の管理とVE対象品の選択
発行年
1970年 VE研究論文集 Vol.1著者
- 日本電気(株)
三田購買部 - 山瀬栄吉
カテゴリー
- マネジメントとVE
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