論文
最近のVEの一般的傾向として,機能を向上させることもVEであるとされている。また,今後はその傾向がより深められる,といわれており,現に,その方向にVEを推進してゆこうとしている企業が多くなりつつある。
しかし,従来からの機能を一定でコストだけを下げる,が本当は本流ではないだろうか?また,機能向上ということは,一体どの様なことなのだろうか,従来の機能一定と,どのように違うのだろうか,設計段階のVEでも機能向上があるのだろうか? 以下考察してみよう。
目次
- はじめに
- 1. VE適用範囲の拡大
- 1) ハードウェアからソフトウェアへ,分野における適用範囲の拡大
- 2) 内容面における適用範囲の拡大
- 2. VE適用段階の変遷
- 1) 購買段階の進め方と問題点
- 2) 設計段階
- 3. 設計段階から企画段階へ
- 4. 機能向上のVEとは何か
- 1) 性能向上の場合
- 2) 品質向上の場合
- 3) 機能追加の場合
- 5. 各段階におけるVEの思考範囲
- 1) 営業
- 2) 企画
- 3) 設計・技術
- 4) 製造・購買
- 6. まとめ
発行年
1970年 VE研究論文集 Vol.1著者
- 日本ビクター(株)
品質管理部 標準課 VE係 - 飯島康夫
カテゴリー
- マネジメントとVE
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