構成部品相関図の探究とそれを活用した機能系統図作成テクニックの考案

論文

VE実施手順において機能の整理段階で機能を目的-手段の論理に基づいて機能系統図を作成する。この機能系統図は設計の考え方の理解やアイデア発想の誘発などに寄与し、次のステップである機能評価を行う上での材料となる。ゆえに機能的研究法の重要な位置づけといえよう。
このためその作成過程及び完成度は機能的研究における活動成果に大きく影響を及ぼす。
この機能系統図の作成においてはVE活動メンバーの知識・経験・スキルによってその完成度、及び作成工数に差が生じてくる。本論文では製造段階のVE活動において構成部品相関図を活用した機能系統図作成テクニックを考案するとともにVE実践論文「VE実践における機能抽出の課題と効果的な機能抽出方法の考案」(注1)で考案した構成部品相関図を更に探究し向上させた内容を提案する。
★キーワード
製造段階のVE活動、開発設計段階のVE、機能系統図、構成部品相関図、UH相関図、図面

目次

    1. はじめに
    2. 今回VE実践した製品の概略説明
    3. 機能系統図作成の課題と作成テクニックの考案
    4. UH相関図の説明と探究
      4.1 UH相関図の概要説明
      4.2 UH相関図の探究
    5. UH相関図を活用した機能系統図の作成
      5.1 UH相関図を活用した機能系統図作成テクニックの概要
      5.2 具体的な作成手順
      5.3 機能系統図作成過程におけるアイデア発想
    6. UH相関図を活用した機能系統図作成の妥当性
    7. 本考案のポイントと効用
    8. おわりに

発行年

2022年 VE研究論文集 Vol.53

著者

株式会社ミツバ
事業統括部 開発管理課
内村 浩之

カテゴリー

  • VEテクニック

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