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製品開発と製造工程のコンカレントVEによる価値向上

製品開発と製造工程のコンカレントVEによる価値向上

発行年:2022年 VE研究論文集 Vol.53
著者
三菱電機エンジニアリング株式会社技術推進センター専任技師:門柳雅昭
要旨

新型コロナウィルス感染症により、調達、物流などのサプライチェーンに支障をきたし、供給面に影響が及んだ。これにより、人員・設備が一部機能不全になり、ニューノーマルでの生き残りに向けて、自動化への取組みが急速に進展した。
今後は新型コロナウィルスだけでなく、高齢化も進み、人材確保が重要となってくる。生産においても、自動化が求められ、最適かつ効率的な設備投資をする必要がある。また、製品の市場価値のサイクルが短くなってきており、製品と設備を同時に製作することが重要である。VEにおいて製品の価値を向上することが多いが、今回は生産価値の向上も含めたVEを実施した。
本論文ではACサーボモータを駆動するサーボアンプの製品開発VEと製造工程VEを同時に行うコンカレントVEで、生産価値の向上及び開発期間の短縮をした実践事例を挙げる。
★キーワード
製造工程のVE 、組立サイクル、省人化、生産価値の向上、コンカレントVE

目次
  1. 概要
  2. はじめに
  3. コンカレントVEの目的
    3.1 課題① 生産性の効率化
    3.2 課題② 開発期間の短縮
  4. コンカレントVEの提案
  5. コンカレントVEの適用事例
    5.1 VE対象の情報収集
    5.2 機能の定義と機能の整理
    5.3 機能別コスト分析
    5.4 機能の評価と対象分野の選定
    5.5 アイデア発想と概略評価
    5.6 具体化
    5.7 詳細評価
  6. 自動組立機の今後の課題
    6.1 今後の課題① ケーブル部品
    6.2 今後の課題② 電流試験機の手作業によるコネクタ接続と移動
  7. コンカレントVEのまとめ
  8. 最後に
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